【 省エネ性能表示制度 ってなぁに? 】
省エネ性能表示制度 ってなぁに?
2050年カーボンニュートラル の実現に向けて
※国土交通省の告示のガイドラインの内容に基づき、
事業者向けに配布された冊子を元に掲載しています。(2023年9月)
印刷の表示が見えにくい場合もございますが、ご了承下さい。
CO₂排出量全体の約3分の1を占める住宅・建築物について、
エネルギー消費・CO₂排出のさらなる削減が求められています。
そのための重要な一歩として、2024年に省エネ性能ラベルの表示が始まります。
住宅・建築物のゼロ・エネ化のために必要なことは、
誰もが「省エネ性能で建物を選べる」ようにすること。
2024年4月から住宅・建築物を販売・賃貸する事業者に、
省エネ性能ラベルの表示が努力義務となります。
《 省エネ性能ラベルの種類 》
建築物の種類によって使用する省エネ性能ラベルが異なります。
こちらでは住宅/非住宅の該当建築物を記します。
下記のラベルは、住宅用にあたるものです。
《 一次エネルギー消費量とは? 》
建築物で使われている設備機器の消費エネルギーを熱量に換算した値のこと。
冷暖房だけではなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値を、
一次エネルギー消費量と呼びます。
《 断熱性能とは 》
「建物からの熱の逃げやすさ」と「建物への日射熱の入りやすさ」の
2つの点から建物の断熱性を見る指標です。
建物からの熱の逃げやすさ 建物への日射熱の入りやすさ
外皮平均熱貫流率(UA値)× 冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)
《 断熱性能を上げるためにできること 》
■ 窓
・断熱・・・窓の断熱性能はガラスとサッシで決まります。
一般的にはガラスは単板よりも複層のほうが、サッシは金属製よりも
樹脂製や木製のほうが、性能は高くなります。
・日射・・・室内に入ってくる熱を減らすには、窓ガラスに日射熱を通しにくい
Low-Eガラスなどを使用することも効果的です。
■庇、軒など
庇や軒を確保することで、日射を遮ることができます。
外付けブラインドなども設置することも有効です。
■断熱材
壁、床、天井などの断熱性能は断熱材の種類や厚みによって左右され、
同じ種類であれば性能は厚みに比例します。
《 省エネ性能達成項目について 》
住宅ラベルには、「ZEH水準」、非住宅ラベルには「ZEB水準」の
達成状況が記載されています。
各項目の達成基準と関係性を記載した相関図が以下になります。
なお、前ページで記載した誘導基準はZEH水準・ZEB水準と同義です。
さらに、第三者評価(BELS)を取得した場合は、これに加え
「ネットゼロエネルギーハウス」「ネットゼロエネルギー」の
項目が記載される予定です。
省エネ性能の高い家の建築をするために、
2025年から建築基準法が改正されたりと
どんどん家の性能が変わっていっています。
省エネ性能が高いということは、
冷暖房の消費を削減できたりとプラスの面もありますが、
物価高の影響で、各設備メーカーもどんどん値上げしてきたりと
建築費の高騰が止まらないです。(泣)
家を購入したいと思うご家庭が諦めざるをえない状況なので、
政府が省エネ性能の高い家を作りなさいというならば、
家を購入したご家庭に「すまい給付金」をもう一度再開するなどをして
補助金を出していくなどしないと皆さん家を購入できないと思います。
注文住宅が高いから建売住宅を購入しようと思っても
「こどもみらい住宅支援事業2024」は会社が申請することが多く、
全事業者が申請することができずに、購入者全員には補助金もらえないし…。
少子化対策も何とかしなければならないので、課題は山積みですね。
物価高対策を何とかして欲しいよぉー!!!!!(叫)