【 広島県転出超過４年連続最多 】
広島県転出超過４年連続で全国最多ー。
広島県に住むものとして、転出超過について考えていかなければならない課題ではないかと思います。
減少していくと、少子化も進み、住民税が増加されるのではないかと思います。
2024年のデータで、広島県の転出超過は1万711人で全国で広島県だけ1万人を超えました。
細かい内訳を見ると、、、
2024年 広島県 年代別転出者数（推定）
20代：6,426人（60%）
30代：2,142人（20%）
40代：1,071人（10%）
50代：535人（5%）
60代以上：535人（5%） 15～34歳だと8割近くを占めています。
大学進学や新卒就職、30代までのIJUターン（※）を機に、県外に出るケースが多いようです。
※Iターン：生まれ育った場所で働いたのち、出身地ではない場所へ移住して働くことです。
Jターン：地方出身者が一度都会へ就職し、地方に移住・転職することです。
Uターン：生まれ育った場所以外で働いたのち、再び生まれ故郷に戻って働くことです。
県外に出る理由としては、大学進学時に希望する学部が県内の大学にはなく、やむなく県外に出たーなどがあります。
就職時には、首都圏の企業がオンラインの採用活動で、地方の学生獲得に力を入れていることが挙がりました。
進学を機会に県外に出た若者がそのまま首都圏や関西圏で就職するケースも多いようです。
20代が６割を占めているということは、このケースが多く、
県内にも魅力ある企業や職種があるのに学生には知られていないという背景があるのでは無いかと思います。
なぜ、転出超過が問題なのかというと、、、
ニッセイ基礎研究所・人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子（あまのかなこ）さんが語っています。 テレビ新広島から抜粋。
「若い女性が出ていくので広島で結婚が減る。子供も生まれない。社会減（人口の流出）が自然減（人口の減少）となる。
若い女性の転出超過を止められなかったら、少子化対策では他の都道府県に負けるということです。」
天野さんの試算では、
「3361人が全国並みの女性の結婚希望84％を持っていて、広島県の出生率1人あたり2.2人の子どもを産むと推定すると
広島県は6211人の赤ちゃんを失っている」と言います。
実際に数字にすると怖い話ですが、友人の中には地方から大学を広島県内で進学し、そのまま広島で就職された方もいます。
理由としては、、、「友人も県外に出ていることから戻ろうと思わなかったことや、趣味が広島でもできる」ことが挙げられました。
私の考えですが、こうやって進学で広島に来る学生もいると思うので、その学生をいかに転出させないか、
結婚を機に地元に帰りたいと希望される女性もいると思うので、全国的に見ても子育てしやすい街にするかだと思います。
広島県の中で、廿日市市や府中町などは子育て支援がしっかりとしていて、転入数も増えているのが実態です。
逆に広島市は支援が乏しく、子育てされている方からの声で、「支援が全然なくて困る」などの声も聞くため、悲しくなります。
廿日市市の子育て支援は、子育てしやすい自治体ランキングで中国地方第1位にも選ばれるほど、高い評価です。
支援の一部を見てみると、
・保育園の待機児童を無くすため、過去5年間で9園を整備しています。
・県内で唯一、未就学児の医療費を無料化（所得制限なし）にしています。
・出産を応援する給付金（妊婦1人あたり5万円）と、
子育てを応援する給付金（出生した子ども1人あたり5万円）を支給しています。
広島市もこのような支援をして下さったら、少しは変わるのではないかと思いますが、
広島市は人口も多いためすぐには難しいと思います。
ですが、広島県を変えるために動いて下さると願っています！！！！
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